痛みの原因と解消方法を探す
頭痛の解消には、まずあなたのその痛みの原因を探ることから始まります。頭痛と一口に言っても原因や症状の種類は様々。多くの頭痛の原因からあなたの症状を探してみましょう。
多くの人が慢性的に抱える頭痛に「片頭痛」と言うものがあります。特に女性の方に発症しやすく、悩まされている方も多いのではないでしょうか。そんな「片頭痛」についてです。
緊張型頭痛は最も一般的な頭痛の症状で頭痛患者の9割が緊張型頭痛と言われるほどです。この緊張型頭痛にも精神的・身体的と原因は様々あり、解消には原因を探ることが大切です。
3大痛の1つとされる「群発頭痛」。自殺頭痛とまで呼ばれるほど痛みは想像を絶するものです。まだ不明な部分が多い頭痛の種類ですが、治療や解消に向けて分かってきたことも沢山あります。
頭痛の治療や解消はどやって行うのか。頭痛外来や脳神経外科、内科、など病院だけでも様々。鍼灸や整体、カイロプラクティックといった治療方も頭痛解消に効果的だと言う結果も出ています。
頭痛と吐き気を伴う症状と言っても、多くの原因・症状があります。もちろん治療法や解消方に至っても様々です。あなたの頭痛の症状から、原因や解消方法を探してみましょう。
頭痛の治療や解消と言ってまず思い浮かぶものと言えば「頭痛薬」ではないでしょうか。医師に処方してもらえるものから、簡単に手に入る市販薬、さらには漢方まで、様々な頭痛薬を解説します。
頭痛薬が効き始める時間、効果が持続する時間を知っておこう
頭痛の痛みは耐え難いものがありますよね。そこで頭痛薬の登場ですが、頭痛によっては薬の効果が切れるとまた痛くなる場合もあって、なるべく効果の長続きする薬が欲しいものです。病院で処方されるものはともかく、市販の頭痛薬は服用した後、大体どの程度で効いてきて、効果はどの程度持続するものなのでしょうか。あまりの痛さに用法を無視して、連続して服用してしまう人もいると思いますが、このような使い方は実際大丈夫なのでしょうか。
市販の頭痛薬の効果は、まず頭痛の種類によって違います。慢性頭痛の中で緊張型頭痛の痛みはそれほど酷いものではなく頭痛薬も効果があります。片頭痛は痛みの始まる前に感じる前兆時あるいは痛みの極初期に服用すればある程度の効果があります。痛みが進行してからでは効果は期待できません。群発頭痛の場合は市販薬ではほとんど効果は期待できません。まず自分の頭痛がどれに当たるのか調べてみましょう。市販薬では太刀打ちできないものであれば効き目のある時間を考えても無駄です。医師に相談してください。
では市販薬が効果があるという前提で話を進めますが、市販の鎮痛薬というのは頭痛の原因を除去するという効果はなくて、痛みを抑えるという効果のみとなります。したがって痛みを抑えている間に痛みの原因が解決されなければ効果が切れた後、再び痛みが襲ってくる可能性が高いというわけです。市販の頭痛薬が効く緊張型頭痛の場合、原因は身体的あるいは心的ストレスが原因ですので、頭痛薬が効いているうちに体の緊張をほぐしたり、リラックスすることによって効果が切れても頭痛が再発しないようにしましょう。
さてそれでは効き目の現れる時間と持続時間ですが、痛みの強さやその他の症状、個人の体質などによって大きく変わります。概ね市販の頭痛薬では効目が現れるのに30分から1時間、効き目の持続時間は約4時間とされています。したがって1時間以上待っても効き目が現れなければその薬は効果が無いといえます。また4時間以上痛みが出てこなければ、その頭痛は治ったことになります。逆に言えば約4時間後に痛みが再発してくるようであれば、痛みの原因は未だ除去されていないことになります。
頭痛薬では服用間隔は6時間以上おきなさいとなっている場合が多いため、痛みが再発してしまった場合、次の服用まで時間を置かなくてはなりません。ここも痛いとは思いますが思わぬ副作用を免れるためには用法は守ったほうが良いと考えられます。
頭痛薬を処方される際に一緒に胃薬を併用されるのは何故?
病院で頭痛薬を処方された場合、同時に胃薬を処方される場合があります。これは頭痛薬に限らず、症状にあわせた薬の他に胃薬あるいは整腸剤を処方されることは良くあることです。これは頭痛薬などが副作用を起こし胃腸に影響する可能性が有るため、その作用を抑えるために処方されます。では市販の頭痛薬を服用しているとき、胃の調子が悪くなった場合も市販の胃腸薬を服用すればよいのでしょうか、それとも市販薬といえどもいろいろと飲み合わせるのは良くないのでしょうか。
あらゆる薬には多かれ少なかれ、何等かの副作用があります。頭痛薬も例外ではなく市販薬といえども油断は出来ません。頭痛薬の副作用として有名なものに吐き気、消化不良、下痢などの胃腸障害があります。前記のように頭痛用の処方薬ではこのために胃薬などを併用したりしますが、市販薬では単独で使用することが多く、あまり関係性を考えることもなく、なんとなくお腹の調子が悪いくらいに考えてしまっている人も多く、それほど深刻性が高くなければ、これくらいで終わっている場合がほとんどでしょう。でもお腹の調子が悪いと言うことは必ず原因があるということを忘れてはいけません。
一般に市販薬の併用は良くないといわれていますが、それは薬同士で作用を打ち消しあったり、おもわぬ副作用を引き起こしたりすることが考えられるからです。これはある意味正しいことで、素人である一般人が適当に併用して重大な結果を招く歯止めになっています。頭痛薬と胃薬もしくは整腸剤などの併用も全成分が理解できない以上、素人判断で安易に併用することは止めておいたほうが無難です。もし頭痛時に胃や腸の異常を感じるのであれば併用できる胃薬などについて薬剤師に相談してください。併用できる薬は必ずあるはずですので、気軽に相談することです。
次に処方薬と市販薬の併用について考えて見ましょう。頭痛薬は処方してもらったが、一緒に胃薬は処方されなかった場合です。この場合も関連性は考えることもなく、なんとなくお腹の調子が悪いと感じた事は無いでしょうか。この場合、全く別々に考えてしまって気にすることもなく市販の胃薬などを服用している人は多いでしょうか。しかし、この場合は両方とも市販薬の場合よりも、より危険性があると言って良いでしょう。処方薬を服用している場合は、少しの体調の変化でもすぐに処方した医師に相談して指示を仰ぎましょう。思わぬ副作用が出ている場合も考えられますので、素人判断は止めましょう。
頭痛薬に含まれる成分がアレルギー源になることはあるのか
アレルギー性疾患を引き起こす物質をアレルゲンと言いますが、他の人にはなんでもないことがアレルギーを持つ人はたちまちアレルギー反応を起こし、鼻水や喘息発作、発疹などを引き起こします。このアレルゲンには埃、ダニ、花粉などいろいろとあります。これ等のものは何とかして避ける工夫が出来ますが、食物など口に入るものなどの場合、かなり厄介です。同じことが薬にも言えて、薬に含まれる成分がアレルゲンとなる場合、薬を飲む事によってアレルギー反応を起こすことになります。
アレルギーは個人により発現する反応に違いがあり、一概にこれを飲むとこうなると言ったことが言えませんのでアレルギー反応に伴う代表的な症状を説明しておきます。症状としてはまずアトピー性皮膚炎があります。日本ではアトピーと言えばこのアトピー性皮膚炎のことを指します。アトピー性皮膚炎は子供の病気と考える人もいますが、大人でも発症します。次にアレルギー性鼻炎があります。花粉症などもここに入りますが、あらゆるアレルゲンで見られる症状です。次に気管支喘息、小児喘息があります。息苦しさを感じなくても、喉がヒューヒューと言ったり、動いたときだけ息苦しくなる程度の場合もあります。さらにアレルギー性結膜炎、アレルギー性胃腸炎、蕁麻疹などが発現してきます。
もし頭痛薬を服用することで前記のような症状の1つあるいは複数が出てきた場合は、アレルギー反応の可能性があります。このような症状が出た場合は、すぐに該当する薬剤の服用を中止し、医師に相談してください。飲み続けた場合は、最悪の場合アナフィラキシーショックを起こしてしまうことも考えられないことではありません。アレルギー反応と分かったときは、最近では血液検査で簡単に出来ますので医師に相談してアレルゲンの特定をしてもらいましょう。アレルゲンを特定して以後、生活上でアレルギー反応を事前に避けることが出来るようになります。
頭痛薬でアレルギー反応を起こすと言うことは、他の薬剤についても同じ成分が含まれている場合が考えられます。したがって、他の病気の場合でも予め医師に申告しておく必要があります。また市販薬を購入する際にも薬局で薬剤師に相談してアレルゲンを含まないことを確認しておく必要があります。また、時間はかかりますが体質を改善してアレルゲンに強い体にするという方法もあります。完全に反応しなくなることは難しいですが、試してみる価値はありますので、医師に相談してみてください。
いろいろな頭痛薬がありますが成分には何が含まれているのでしょう
薬と言うのはいろいろな治験を経て、一般に提供されているはずですが、それでも副作用が無いわけではなく、場合によっては体に変調を来たす場合も出てきます。頭痛薬にも当然同じことが言え、自分の体質や体調に合わない場合、副作用に悩まされることもあります。日頃頭痛薬を服用している皆さんは自分の飲んでいる薬について知っていますか。どのような成分が含まれていて、それにはどのような効能があり、自分の体質に合ったものなのか。一度調べてみてはいかがでしょう。
まず市販されている解熱鎮痛剤に含まれる成分には、プロスタグランジンと呼ばれる痛みの原因物質の合成を抑制する作用を持つアスピリン(アセチルサリチル酸)やエテンザミド、同じくプロスタグランジンの合成を抑制するイブプロフェンやロキソプロフェンナトリウム、脳の痛覚中枢に作用して痛みを抑制するアセトアミノフェン、他の鎮痛成分と相乗効果があるイソプロピルアンチピリン、他の鎮痛成分の補助的な目的で利用されるカフェインが挙げられます。市販の解熱鎮痛薬はこれ等の成分を1つあるいは複数を組み合わせて痛みを抑制しています。
これ等の成分にはそれぞれ副作用が報告されており、胃腸障害や肝機能障害などの恐れがあります。どの成分にも共通して言えることは、解熱鎮痛剤を服用して喘息を起こしたことのある場合、胃潰瘍や十二指腸潰瘍のある場合、高齢者、重篤な持病がある人や妊娠中の人の服用には十分注意が必要です。またアセトアミノフェンやカフェインには常習性があり飲み続けると痛みに敏感になったり、中毒症状を呈するようになることもあります。
次に処方薬ですが、片頭痛の血管拡張を抑止するトリブタン系薬剤が知られています。これ等には現在、ナラトリプタンスマトリプタン、ゾルミトリプタン、エレトリプタン、リザトリプタンの5種類の成分が認可されています。これ等の成分のどれが合っているかとか容量はどの程度が最適なのかは個人差があり、いろいろと試してみる必要があります。トリブタン系薬剤には胸部に異常を感じる副作用があります。ただしこの異常は心筋梗塞などとは無関係であることが分かっています。
成分によっては、飲み合わせによって、さらに別の副作用を発現する場合も考えられます。またこの他、様々な有効成分を含む新薬もいろいろと開発されてきています。いずれの場合も容量、用法を守り、異常が出た場合は、すぐに医師に相談することが必要です。頭痛薬に限りませんが、自分の服用するものはちゃんと成分を理解して、危険性も分かった上で利用したいものです。
頭痛薬も副作用を伴う場合があるので注意が必要です
薬には病を治す効用とともに、あまり起こって欲しくない余分な作用、いわゆる副作用があります。これは多かれ少なかれ必ずあって、たとえ漢方薬と言えども例外ではありません。例えば市販の頭痛薬に含まれるカフェインは頭痛に効果がありますが、服用するに従って、痛みを感じやすくなり更にカフェインが欲しくなります。コーヒーの常習性にも通じますよね。これがカフェインの副作用と言えるでしょう。このようにたとえ市販の頭痛薬といえども、乱用すると酷い目にあうことがあります。以下市販の鎮痛薬でも使われている主な成分についてどのような副作用があるか見ていきましょう。
まず鎮痛作用で有名なのがアスピリン(アセチルサリチル酸)で、プロスタグランジンと呼ばれる痛みの原因物質の合成を抑制します。副作用としては吐き気、消化不良、下痢などの胃腸障害とふらつきや高血圧などがあります。まれには食道潰瘍や心不全、腎臓障害、発疹などを起こすことがあります。処方薬として処方される場合は、胃腸薬と一緒に処方される場合があります。アスピリンに似た作用のあるエテンザミドはアスピリン程副作用は出ませんが、消化性潰瘍、発疹、喘息発作の誘発、腎臓・肝臓への障害を生じることがあります。
アセトアミノフェンは、脳の痛覚中枢に作用して痛みを抑制します。やはりアスピリン程ではありませんが胃腸障害があります。この他、肝障害、血小板、白血球減少などがあり、特にアルコールを同時に摂取する場合は肝障害が発生しやすくなり、また中毒になってしまうこともあります。アセトアミノフェンに限りませんが薬を服用する場合は飲酒は控えたほうがよいと言うことですね。
イブプロフェンは処方薬に使われていた成分でプロスタグランジンの合成を抑制します。副作用は少ないですが、やはり吐き気、消化不良、下痢などの胃腸障害と過敏症(発疹・かゆみ)、眠気、むくみなどがあります。特に胃潰瘍や十二指腸潰瘍の人は、症状が悪化する事があったり、気管支喘息の場合は発作を誘発することもあります。ロキソプロフェンナトリウムは最近市販薬としても販売が許可されるようになりましたが、 分類的にはイブプロフェンと類似のものでやはり同じような副作用が報告されています。
イソプロピルアンチピリンは他の鎮痛成分と相乗効果を発揮して頭痛を抑えます。副作用の報告は少ないですが発疹や気管支喘息の場合は発作を誘発することがあります。
その他の成分にも様々な副作用がありますので、服用前にしっかり用法を読んで自分の体質に合ったものを選びましょう。
塗り薬の頭痛薬はどんな頭痛に効くのでしょう
最近は薬の形態も多様化してきていて、飲み薬の他に、様々な効能がある貼り付ける薬や、塗り薬などがあります。頭痛薬も例外ではなく、塗る頭痛薬が販売されています。これまでは頭痛薬といえば、そのほとんどが経口剤で、一部に注射薬などが使われていましたが、塗る薬はありませんでした。さてこの塗る頭痛薬の効果の程はいかなるものでしょうか。どのような頭痛に対して有効なのでしょうか。
日本国内で販売されている塗る頭痛薬の効能は頭痛、肩凝りの改善となっています。つまり体の凝りや張りに関連した頭痛を改善する薬です。体の凝りや張りに対する薬と言えば従来から貼り薬や塗り薬が一般的でしたから、メカニズム的にはうなずけるものがあります。凝りや張りなど身体的ストレスを原因とする頭痛は緊張型頭痛の一種で凝りや張りが血行を悪くし、血流の流れがスムーズに行かなくなることで頭痛の直接的原因になっています。つまり、従来からある肩凝りの張り薬や塗り薬は頭痛の原因を取除くことになるので、頭痛薬として利用しようと考えてもおかしくありません。
そこで登場したのがこの塗り薬で、塗ったところに作用して血行を良くし、血流を増やすことによって凝りや張りを無くし、結果的に頭痛を解消するという効果を発揮します。したがって凝りや張りが原因でない、例えば心的ストレスが原因の緊張型頭痛の場合は、効果は期待できません。しっかり自分の緊張型頭痛の原因を追究してから使うようにしましょう。
もしあなたの頭痛が緊張型頭痛ではなく、片頭痛や群発頭痛だった場合、これらの頭痛の痛みの原因が血管の拡張による周辺神経の刺激によるものらしいことから、この塗り薬を使用して血行を良くし、血流を増やした場合、更に血管の拡張を招きかねず頭痛を増幅させることが予想されます。これらの頭痛の場合、この種の血流を増やすような塗り薬は逆効果になる恐れがあるため、使用は控えたほうが賢明です。
自分の頭痛がどのような頭痛なのかはっきりしない場合は、医師に相談するかあるいは薬局のパンフレット、書籍、病院や製薬会社のホームページなどで簡易的に診断できるようになっていますので、これ等を利用して、まずは自分の頭痛が緊張型頭痛か片頭痛あるいは群発頭痛なのかをはっきりさせてください。次に緊張型頭痛だったの場合、原因となるストレスが肩凝りなど凝りや張りが原因と考えられる場合、塗り薬を利用するようにしましょう。
頭痛が治らないとき頭痛薬を飲み過ぎていませんか
慢性頭痛に苦しんでいる人の中には、以前は効果があった薬が、最近は効き目が小さくなってしまい、ついつい飲みすぎになっている人がいるのではないでしょうか。特に市販薬だけに頼っている場合、もともと効き目が限定的であるため、規定の用法が守れなくなる場合も多いと言われます。しかし、薬と言うものは一面は確かに薬ですが、ひとたび使い方を誤るとたちまち毒として作用するようになります。薬と毒は表裏一体であることを忘れてはいけません。さすがに市販薬の飲みすぎで命に関わることは少ないですが、度が過ぎると、市販薬といえども牙を剥くことも無いとは言えません。
慢性頭痛の場合、先ず必要なのは、自分の頭痛のタイプを知ることです。タイプによって市販薬でも効果が大きい場合と、極軽症の場合だけ効く場合、ほとんど効果が期待できない場合など、いろいろです。タイプが分かったら次は薬の用法を確認しましょう。例えば片頭痛の場合、市販薬で効果が期待できるのは痛みが発症した極初期でだけです。また肩凝りが原因の緊張性頭痛の場合、鎮痛薬よりも凝りをほぐす薬のほうが効果的だったりします。このように薬と言っても適正な時期に適正なものを使うことが重要で、これを怠って薬が効かないと言うのはナンセンスです。
頭痛薬に限りませんが、薬の飲みすぎ自体が頭痛を引き起こしている場合もあります。この頭痛のことを薬剤誘発性頭痛と言います。頭痛を治すために薬を飲み続けていたのに、実は飲み続けた薬によって頭痛が誘発されていたと言う、笑い話にもならない悲しい結果を招いてしまっているわけです。この頭痛を止めるために最も良いのは薬を減らすことです。ですから無闇に薬だけを多用することは止めなければなりません。
また薬には多用することにより、徐々に効き目が薄れてしまうと言った特性があります。体が薬に慣れてしまうわけです。このためだんだん容量を増やしたり、より強い薬を求めざるを得なくなり、これが慣れることによってまた容量を増やすと言う風に悪循環に繋がってしまいます。
さらに頭痛自体に体が敏感になっていくことがあります。同じ程度の痛みでも感じ方が変化しており、以前の容量の薬では対応できず容量が増えていくというこれまた悪循環に繋がってしまいます。
以上のように薬の服用については様々な問題があり、容量が増える原因となってしまいますが、市販薬でも処方薬でも、所定の用法、容量で痛みが回復しない場合は、医師に相談して適切な治療を受けるべきです。薬の誤った使い方は大変危険だと肝に銘じましょう。
自分の頭痛には市販の薬が効かないって思っていませんか
慢性頭痛はなかなか薬が効きにくい場合があり、日々苦しんでいる人も多いかと思います。多くの場合、利用しているのは市販の解熱鎮痛薬と呼ばれるものです。慢性頭痛の一部は未だにはっきりした引き金になる原因が分かっていません。市販の解熱鎮痛薬は、痛みの原因を抑える働きにより頭痛を軽減させていますので、ある程度以上の痛みを伴う場合は痛みを抑えきれず、感覚としては効かないということになってしまいます。しかし、適正な利用方法を用いることにより、今まで効かなかった頭痛でも、ある程度効果を発揮することも出来ます。
まず、慢性頭痛の場合、自分の頭痛がどのタイプなのか正確に把握するようにしましょう。慢性頭痛には大きく分けて緊張型頭痛、片頭痛、群発頭痛の3タイプが知られています。まずは自分のタイプを知りましょう。一番いいのは医師に判断してもらうことですが、最近では薬局のパンフレットや、書籍、病院や製薬会社のホームページなどで簡易的に診断できるようになっていますので、まずそういうもので調べてみましょう。
自分の頭痛が緊張型頭痛の場合、原因はストレスですので、根本治療としては身体的、精神的ストレスを解消することです。この頭痛の場合の多くは市販の解熱鎮痛薬と言われるものでもある程度効果を発揮するはずです。いろいろ試して自分に合ったものを探しましょう。また身体的ストレスとして肩など身体的な凝りや張りなどが原因と考えられる場合、凝りや張りをほぐす薬も効果的です。その他のストレスの場合でも、それを解消するような薬を用いることで効果的に頭痛の解消が出来ます。
自分の頭痛が片頭痛の場合、引き金となる原因ははっきりしていません。また症状が進行してしまった場合は市販の解熱鎮痛薬では解消しきれないほどの痛みを伴います。痛みの発生する原因は脳内の血管が拡張し周囲の神経を刺激することだと言われています。この頭痛は人によっては痛む前に、光が見えたりする前兆を感じることもあり、また前兆を感じなくても痛みが徐々に強くなって行く場合が多いため、前兆が現れた時点か、痛みが極軽症の時点で市販の解熱鎮痛薬が効果を発揮する場合があります。同時に痛い部分などを冷やしつつ暗い部屋で横になると更に効果的です。この頭痛に効果のある薬として血管の拡張を抑止するトリブタン系の薬が知られていますが、残念ながら市販薬には含まれていません。
自分の頭痛が群発頭痛の場合、引き金となる原因は分かっていません。痛みの原因は片頭痛の場合と同じように血管の拡張と言われますが、発症の過程は全く違いますし、痛みも人生の三大痛の一つと言われるほど痛いといわれ、市販の解熱鎮痛薬では全く歯がたたないといっていいでしょう。この頭痛と考えられる場合は市販薬にたよらず、医師に相談してください。
こめかみが痛む偏頭痛の症状。その原因と対処法を紹介
偏頭痛(片頭痛)の痛みは、日常生活が出来ないほど痛いですが、痛む場所と言うのは文字通り頭のいろいろな部分に偏って現れます。特にこめかみ辺りに痛みを感じる場合が多いと言われており、ここを冷やすことによって痛みを緩和させている人も多いのではないでしょうか。ではなぜこめかみ付近が多いのでしょうか、こめかみ部分に何か片頭痛に至る原因の一端でもあるのでしょうか。
片頭痛の直接の引き金になる原因は分かっていませんが、痛みの原因はセロトニンが多量に放出され血管が収縮したあと、時間経過によるセロトニンの減少とともに血管が拡張されるときに周囲の神経を刺激することによって起こると言う説が有力です。拡張された血管の場所によって痛む場所が変わってきますので、痛む部分が偏って現れるわけです。しかしなぜこめかみ部分に痛みを感じることが多いのでしょう。
実はこめかみ部分には椎骨動脈、外頸動脈、内頸動脈、総頸動脈などの血管が集中しています。したがって片頭痛の部位になる確率も他の部分に比べて高くなってきます。ただし、こめかみ部分の片頭痛が他の部分の片頭痛に比べて違いがあるとかそういうことではありません。他の部位の片頭痛と同じように根本原因は分かりませんが痛みの原因はこれらの動脈が拡張し神経を刺激することにあります。
治療としては、現在広く用いられているようにトリブタン系の薬剤を使うことが多いようです。市販の鎮痛薬は前兆を感じたときあるいは痛みの少ない極めて初期に服用することで痛みを和らげることができることがあります。ただし、こめかみ部分に限らず片頭痛の痛みには市販の鎮痛薬では効果は非常に限定的と考えておきましょう。また体のこりをほぐしたり、風呂に入って血行を良くすることは血流の増加を招き逆効果になりますので注意が必要です。
では薬もなく痛みが始まってしまったらどうしたらよいのでしょう。まずこめかみを冷やします。これで痛みを発生させている動脈の拡張を緩和できます。次に首筋や目を冷やし脳の血流を抑えるようにします。次に部屋を暗くして、頭痛が収まるまで目を瞑って横になりましょう。
片頭痛の痛みは、仕事も手につかないほどの痛みです。できれば一度は専門医の診察を受け正しい診断と治療を受けましょう。片頭痛と思っていた頭痛が実は思わぬ病気だったり、片頭痛が更に進行して、別の病気を誘発していたり、思わぬ事態が起こらぬとはいえません。
偏頭痛(片頭痛)は脳梗塞の原因になるのか
偏頭痛(片頭痛)は酷い痛みを感じ、日常生活にも支障を来たすほどです。ところが痛みが去ると、何も無かったかのように普通に生活できるようになります。このため片頭痛持ちの人は片頭痛が徐々に進んで慢性頭痛化したり、他の病気に進行してしまったりして死に至るなどということは考えません。しかしいくつかの研究によると片頭痛が脳梗塞に影響があるあるらしいと言うことが報告されていて、どちらも脳の血管が関係していますので因果関係がある可能性が指摘されています。
2009年にそれまでの片頭痛と脳梗塞の関連性について調べた論文をまとめて評価した論文が発行されました。この結果によると前兆を伴う片頭痛の場合、普通の人に比べて脳梗塞になる確率が1.79倍になるということです。しかし前兆を伴わない片頭痛の場合は、脳梗塞の発症確率に変化はありませんでした。片頭痛自体の発症原因がはっきりしていないため、どのようなメカニズムで脳梗塞と関連しているのかは分かりませんが、1.79倍になると言うのは何等かの関係があると考えて間違いないでしょう。
次にグループ毎に見てみると、女性の場合この確率は2.08倍となり、45歳未満の人の場合2.65倍、経口避妊薬を使用している場合7.02倍、喫煙者の場合9.03倍となります。経口避妊薬には女性ホルモンのエストロゲンが含まれており、これが何等かの影響を及ぼしていると考えられます。喫煙の場合は血管に影響することは周知と言ってよいでしょう。ただし、これらのグループ属性が片頭痛に影響してそれが脳梗塞の引き金を引くのか、それとも直接脳梗塞に影響するのかははっきりしません。研究数が少ないため、検証のための調査研究が必要です。
さらに別の研究によると片頭痛は進行性の病気であるとされ、何も治療をしなければ脳梗塞などの病気に至る場合があるとしており、予防、治療を行うようにと警告を発しています。たしかに片頭痛のたびに血管が必要以上に拡張するわけですから、血管に何等かのダメージを与え続けているのは間違いないでしょう。
ただしここでの話は、脳梗塞を発症した片頭痛の人について調査したもので、片頭痛持ちの人が脳梗塞を発症すること自体が非常に低い確率ですので、いたずらに慌てる必要はありません。ただそれでも注意しておかなければならないのは言うまでもありません。脳梗塞でなくても片頭痛と思っていたものが実は別の病気があったと言うこともありますので頭痛は軽視せず医師の診断を受けて正しい治療を受けましょう。


