中には深刻なケースも!?耳鳴りと頭痛の危険な関係とは?
耳鳴りと頭痛は、分類上、よく同時に取り上げられることがあります。実際、耳鳴りに頭痛が伴うことはよくあります。そして、この二つが同時に起こる場合のほとんどが、食事などによる血圧の上昇や、急激な運動をした場合などです。
耳鳴りというのは、実際には聞こえない「キーン」という音が聞こえる状態です。その多くが、難聴の初期症状である場合が多いのですが、風邪などで体調不良の場合や、ストレスを感じている場合などにも起こりやすいと言われています。一般的に、騒がしい日中などには気にならなくても、静かな場所や就寝時に気になります。周囲からではなく、頭の中で鳴っているものなので、逃れられないという閉塞感が、さらにストレスを生むことが多く、ひどいと不眠・うつ状態をも引き起こします。原因としては、耳の疾患による聴力の低下やストレス、加齢などによる血行不良など、様々なものが挙げられます。耳の病気以外に挙げられているものは、ほとんどが頭痛の原因と重なっていることがおわかりいただけると思います。
実際、頭痛と耳鳴りが同時に起こるケースとしては、どちらの要因ともなりうるストレスや更年期障害、血行不良などによるものが多いのですが、他に耳鳴りと頭痛が同時に起きる病気として、高脂血症・心筋梗塞・脳卒中・動脈硬化などの重大なものもあります。その判断には、きちんとした検査と診断が必要ですね。
こうした耳鳴りと頭痛の関係では、耳の病気が原因で、耳鳴りの症状悪化と共に頭痛が併発されるという場合もあれば、偏頭痛が原因で、耳鳴りの症状が出るという場合もあります。ですから、脳神経外科と耳鼻咽喉科の両方を受診すると、原因を特定しやすいといえます。
また、頭痛と耳鳴りが同時に起こる病気に「硬膜動静脈瘻」という深刻なケースも考えられます。硬膜動静脈瘻というのは、事故などの外傷や、炎症によって、血管に異常が起き、動脈の血液が毛細血管を介さず、直接静脈に流れる状態で、圧力の高い動脈血が静脈内の圧力を上げるために、頭痛や耳鳴りを引き起こすのです。こういうケースの他にも、頭痛と耳鳴りが同時に起きることは、身体からの危険信号である場合も多いので、この二つが並行して長く続くような場合は、早めに受診し、正しい診断をしてもらうことが重要なのです。


