意外に多い子供の頭痛・・・まずは焦らず様子を見ましょう!
頭痛持ちの人は数多くいますが、その慢性頭痛の大部分が、偏頭痛や緊張型頭痛によるものと言われます。そして、こういった頭痛は、大人に限らず子供にも多いことをご存じでしょうか。お子様が急に「頭が痛い」と訴えると、不安になってしまうと思いますが、実は、その多くは偏頭痛や緊張型頭痛の場合があります。
まず偏頭痛というのは、頭の片側がズキンズキンと脈打つように痛むもので、何らかの要因で、血管が拡張することにより起こります。大人ですと、数か月に1~2回。数時間ほど続くことが多いものです。
子供の偏頭痛というのは、突然始まり、比較的短時間で治まることが多いです。痛みはそれぞれで、寝込む場合もありますし、少し我慢して学校に行ける程度のものもあります。どちらにしろ痛みがひどい時は、動くと余計にひどくなってしまうので、とにかく横になって休むことが大切です。
また、子供の偏頭痛の場合、下痢や腹痛が伴うこともあります。頭痛の原因として、血液から放出される神経伝達物質のセロトニンが関係しているといわれますが、子供の脳は未発達で、痛みが生じにくいため、小腸などにも存在するセロトニンによって、お腹の痛みが強く出てしまうのです。また、嘔吐を伴う場合もあります。
そして、この偏頭痛以外に、子供にも多いのが、緊張型頭痛です。これは、テレビを観たり、勉強したりと、長時間同じ姿勢を取ることにより、目や首、肩の筋肉が疲れた時に起こります。大人の場合ですと肩こり痛とも言われるもので、首や肩の筋肉の緊張によって起こるのです。最近の子供では、テレビゲームが要因となっている場合も多いですね。
片頭痛ほどの強い痛みはないですが、重頭感や圧迫感のある痛みで、何日も続く場合もあります。
こうした偏頭痛や緊張型頭痛は、ストレスなど、精神的要因からも引き起こされます。心身ともに健康な状態を保つことが、何よりの対処法なのです。特に、学校のある日に限って起こるといった場合は、何か学校でのストレスが原因かもしれません。お子様の話をよく聞いてあげることで、安心を与え、症状を軽減させることが出来るかもしれません。また、早寝早起き、栄養バランスの良い食事といった規則正しい生活習慣が、何よりの薬となります。
しかし、もちろんこうした頭痛が全てではありません。他に咳・鼻水・熱などがある場合は大抵が風邪が原因ですし、そういった症状が長引くときは、副鼻腔炎の場合もあります。また、朝に頭痛があり、昼には元気になる場合は、起立性調節障害の可能性もあります。他の症状を伴う場合は、やはり早めに受診して対処することが必要となります。


