頭痛

痛みの原因と解消方法を探す

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頭痛の原因を探る

頭痛の解消には、まずあなたのその痛みの原因を探ることから始まります。頭痛と一口に言っても原因や症状の種類は様々。多くの頭痛の原因からあなたの症状を探してみましょう。
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片頭痛(偏頭痛)について

多くの人が慢性的に抱える頭痛に「片頭痛」と言うものがあります。特に女性の方に発症しやすく、悩まされている方も多いのではないでしょうか。そんな「片頭痛」についてです。
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緊張型頭痛について

緊張型頭痛は最も一般的な頭痛の症状で頭痛患者の9割が緊張型頭痛と言われるほどです。この緊張型頭痛にも精神的・身体的と原因は様々あり、解消には原因を探ることが大切です。
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群発頭痛について

3大痛の1つとされる「群発頭痛」。自殺頭痛とまで呼ばれるほど痛みは想像を絶するものです。まだ不明な部分が多い頭痛の種類ですが、治療や解消に向けて分かってきたことも沢山あります。
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頭痛の治療・解消、頭痛外来

頭痛の治療や解消はどやって行うのか。頭痛外来や脳神経外科、内科、など病院だけでも様々。鍼灸や整体、カイロプラクティックといった治療方も頭痛解消に効果的だと言う結果も出ています。
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頭痛と吐き気をともなう症状

頭痛と吐き気を伴う症状と言っても、多くの原因・症状があります。もちろん治療法や解消方に至っても様々です。あなたの頭痛の症状から、原因や解消方法を探してみましょう。
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頭痛薬について

頭痛の治療や解消と言ってまず思い浮かぶものと言えば「頭痛薬」ではないでしょうか。医師に処方してもらえるものから、簡単に手に入る市販薬、さらには漢方まで、様々な頭痛薬を解説します。

眼精疲労のときに感じる頭痛はどのような頭痛なのでしょう

最近ではパソコン作業が一般的になり日頃から目の疲れを感じる人が多いのではないでしょうか。これが酷くなってくると頭痛やその他の症状も伴うようになり辛いですよね。通常は目が疲れたとしても一晩寝れば翌日には疲れも取れ、頭痛にまで至るようなことはありませんが、疲れが酷い場合、休んでも疲れが抜けず、蓄積されていくようになり、頭痛を感じるようになります。眼精疲労はこの目の疲れとどのように関わってくるのでしょうか。またこの頭痛はどういった種類の頭痛なのでしょうか。

眼精疲労というのは、この休んでも目の疲れが残ってしまう状態を言います。目自体が悪いと言うわけではなくて眼筋と呼ばれる筋肉が凝りを起こした状態です。凝りというと、肩凝りを思い浮かべますが、どの部位であっても筋肉と言うものは不自然な使い方をすれば必ず凝ります。眼筋が凝ることによって血行が悪くなり、血流が少なくなってしまって眼の奥のほうに重いような疲れを感じるようになった状態が眼精疲労です。これが身体的ストレスとなって他の部位に影響することになります。

身体的ストレスと言えば緊張型頭痛の原因になります。つまり眼精疲労の原因である眼筋の凝りが身体的ストレスとなり肩から首筋の張りに繋がり後頭部に至って脳内の血行を悪くして後頭部から頭の両側をギュッと締め付けるような緊張型頭痛を発症します。したがってこの頭痛を解消するためには、眼筋の凝りを解消する必要があります。そもそも休んでも疲れが取れない状態と言うのが異常で、眼精疲労は体の異常を訴えるシグナルと捉えるべきです。

眼精疲労に陥ってしまった場合、休養をとってもなかなか疲れが取れないため、眼科医のところに相談してください。点眼だけでは栄養補給くらいしか出来ませんので、様々な治療で眼の疲れを取ってもらう必要があります。その他、眼精疲労による頭痛に苦しんでいる人は、例えば眼にも効くという栄養剤を飲むとか、眼に良いというブルーベリーのサプリメントを利用するとか言う人が多いようです。また鍼灸院などを利用している人もいるようです。

しかし一晩良いのは眼精疲労を起こさないようにすることです。眼精疲労になる最も多いと思われる原因はパソコンを利用する作業だと考えられますが、パソコン利用には厚生労働省が策定した「VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン」に準拠した作業を行うべきです。例えば連続作業時間は1時間を越えないようにし、次の作業までの間に10分から15分休むようにしなければなりません。このガイドラインに則ることで作業効率を保つことが期待できますので、休み時間が入っても、作業量にはそれほどの影響は出ないはずです。

目の奥の痛みと頭痛の症状がある病気

目の奥が痛む頭痛には、様々なものがありますが、最も多いとされるのは眼精疲労による頭痛です。眼精疲労は、目を酷使したことにより目の疲れがとれず慢性的な疲労を起こしてしまっている状態で、目がかすむ、しょぼしょぼする、充血するなどの症状があり、物が見えにくくなることで、さらに眼の周りの筋肉などを緊張させてしまい、肩こりや頭痛を引き起こしてしまいます。眼精疲労の原因には、視力矯正が正しくされていないことや、姿勢の悪さによるものが多く挙げられますが、ドライアイや緑内障などの目の病気が関係していることもあるので注意が必要です。

眼球の表面が乾燥してしまうドライアイは、治療せずに放置すると、角膜が傷ついてしまうこともあります。緑内障は視神経の障害により視野が狭くなってしまう目の病気で、悪化すれば失明してしまうこともありますから、目の奥の痛みがあり、目が乾く、視力が低下する、光が眩しく感じるなどの症状があるときには、眼科で診察を受けて下さい。また慢性頭痛のひとつである群発頭痛は、片側の目の奥に激しい痛みがあるのが特徴の頭痛で、ある一定の期間に集中して発作が起こります。この頭痛の痛みは、偏頭痛と同じく血管の拡張によるものとされていますが、偏頭痛が女性に多いのに対し群発頭痛は、圧倒的に男性に多くみられます。

群発頭痛の原因は、まだはっきりと解明されていませんが、涙や鼻水が出るなどの症状が伴うため、自律神経が関係しているのではないかと考えられているようです。群発頭痛は市販の頭痛薬では対処できないので、血管収縮作用のある薬や予防薬を病院で処方してもらいますが、完治は困難なため、発作が起きたときには、痛みを和らげる効果のある酸素を吸入するなどの対処をしていくことが必要になります。

そして目の奥が痛み頭痛がする疾患には、副鼻腔炎があります。副鼻腔炎というのは、鼻の息の通り道である鼻腔につながっている副鼻腔が細菌の感染などにより炎症が起きてしまう疾患で、炎症が起きている箇所により頬や目の上、目の奥に痛みや鼻汁が出てきます。この副鼻腔炎は花粉症などのアレルギー性鼻炎で引き起こされる急性のものが多いそうですが、鼻炎の症状が伴わないこともあるため、診断が難しいとされています。また副鼻腔炎で頭痛がある患者さんには偏頭痛であることが多く、また副鼻腔炎が、もともと潜在的にあった偏頭痛を誘発することもあるそうです。このように頭痛で目の奥の痛みがある場合には、単純に目の疲れだけではないこともありますから、改善するには専門の病院で診察を受け、根本的な原因を知ることが必要になってきます。

頭痛の予防と枕の重要性について

全国で約3000万人とされる頭痛人口の約8割は、筋肉や神経の緊張が原因で起こる緊張型頭痛です。この緊張型頭痛の原因で多いのは、無理な姿勢による首や肩のこり、目を酷使することによる眼精疲労などですが、実は合わない枕を使っていることが原因で起こることも多いと言われています。首は一日中、重い頭を支えていますが、睡眠時に横になることで、その負担から解放され、本来なら朝には首の筋肉の疲労が回復されます。しかし合わない枕をしていることで、睡眠中にも首に負担がかかり緊張が続くので、朝起きた時に首や肩が凝っていたり、頭痛がしたりすることになるのです。

もし朝起きた時に頭痛があり、起きてから痛みが徐々に軽くなったり、無くなったりする場合には、枕が原因であることが考えられます。また睡眠中に呼吸が止まってしまう睡眠時無呼吸症候群は、肥満などの原因によって気道が狭くなるために起こる症状ですが、血管の酸素不足で十分な睡眠がとれないため脳が休まらず、起床時に頭痛がすることがあります。この睡眠時無呼吸症候群の原因にも枕が挙げられることもあり、枕は頭痛と非常に関係の深いものだと言えるのです。それでは自分に合った枕とは一体どういうものなのかを、睡眠時の枕の必要性とともに考えて行きたいと思います。

枕というのは首を休めるためのものです。もし枕なしで眠るとすると、頭が下がってしまい、首の筋肉や気道が引っ張られた状態になります。このため気道が狭くなるため呼吸が上手くできなくなったり、首の周りの筋肉が緊張したりする他、首に通っている脊髄や神経が圧迫されることにもなり手や足の痺れの原因にもなるのです。ですから枕の高さというのは、とても重要で、高すぎても低すぎても首に負担がかかってしまいます。また睡眠中の寝返りは血液の循環や疲労回復に重要ですから、自由に寝返りが打てる硬さや、ある程度の幅も必要で、寝返りを打っても枕の高さが変わらないようなものが理想のようです。

枕の高さは、仰向けに寝たときに少し顔が下向きになるくらいが良いと言われていますが、首には頚椎という骨があり、この骨はゆるやかにカーブをしているので、横になったときに、このカーブが保てるような高さであることが大切です。このカーブの度合いは人によって違い、また変形したりしている人も多いので、しっかりと計って調整することが必要になります。自分に合った枕は快適な睡眠につながり、頭痛の解消にもなりますから、オーダーメイドで作ってもらうのが理想です。最近は、お店だけではなく整形外科や整骨院などでも頭痛対策として枕を作ってくれるところがあるようですから、気になる人は相談してみると良いでしょう。

頭痛の原因になる放射線とは

放射線と聞くと怖いイメージが先に立ちますが、放射線というのは電波や光も含むエネルギーのことで、様々なものに利用されています。良く知られているのはレントゲンや、がんの治療ですが、植物の品種改良や半導体の製造などにも使われています。また身近なところでは、部屋の天井にある煙探知機で、これも放射線を利用して煙を感知しているそうです。放射線には色々な種類があり、人工的なものだけではなく自然界でも多く発生しています。

宇宙からも宇宙船と呼ばれる放射線が絶えず降り注ぎ、大気中にも食べ物にも含まれていますが、強い放射線を浴びると生体分子を傷つけることがあり、頭痛や吐き気が起こったり、またの病気や不調の原因となったりすることもあるようです。しかし自然放射線が高い地域に病気の発生率が高いというわけでもないため、放射線の量と体への影響の関係というのは、まだはっきりとはしていないそうです。

日常生活で自然界の放射線を多く受けることは少ないのですが、飛行機を利用するときには放射線を浴びる量が増えます。国際線の飛行機が宇宙からの放射線を浴びる量は地上の10倍から100倍と言われています。これは大気中の量で飛行機内では多少弱くなりますが、長時間乗ることで少なからず影響を受けることにはなるようで、頻繁に国際線を利用する人には頭痛を訴える人が多くいるようです。放射線を自然界以外で多く受けるのは、がんなどの悪性腫瘍に対する放射線治療です。放射線を照射する際にがんなどの細胞の周りの正常な細胞が影響を受けるため副作用として頭痛や体のだるさを感じる人もいます。

こういった特殊な場合を除くと、日頃私たちが多く受ける放射線には、電気から発生する電磁波があります。電磁波は電子レンジのマイクロ波やテレビやラジオ、携帯電話の電波など、身近に存在するものですが、長期間に渡り電磁波を浴び続けたことで、電磁波でアレルギーを起こす人もいるようです。電磁波のアレルギーを持つ人は、コンピュータや電化製品に近づいただけでも激しい頭痛や吐き気を起こすそうで、仕事でパソコンに向かったり、髪の毛を乾かすためにドライヤーを使ったりしただけでも頭痛が起こるのだそうです。

電磁波が体に対して、悪影響があることについては、はっきりとした証明がされていないのですが、高速道路付近などに住む人たちが騒音や振動などで頭痛がするといったことは良く聞くことで、同じように電磁波に囲まれた生活をしていることが影響して頭痛がすることがあっても不思議ではありません。現代の生活では、あらゆるところに電磁波が溢れていますから、あまり神経質になりすぎるのも良くないですが、家庭内では電化製品との距離をとる、使っていない電化製品のコンセントを抜くなどして、周囲の電磁波を少なくすること、また寝室にはなるべく電化製品を置かないようにするなどの対策をとることも必要です。

頭痛は体と心の疲労で起こる

多くの人が慢性的に悩まされている頭痛の主な原因となるものはストレスであると言われています。このストレスが原因で起こる代表的な頭痛が、慢性的な頭痛の中で最も多い緊張型頭痛です。ストレスには精神的なものが多いと考えられがちですが、実は身体的なストレスは、日々の生活の中で気が付かないうちに蓄積されていき、体を疲労させてしまっています。そして、それが体の不調や精神的なストレスの原因になっていることも多いのです。

身体的なストレスとは具体的にはどういうものかというと、体が負担と感じるもの全てで、寒さ、暑さ、明るさや騒音、寝不足や空腹、お酒、たばこ、食品添加物など、数え切れないくらいのものがあり、ストレスであるという自覚がないままに受けているものも多くあります。緊張型頭痛の患者さんの多くは、頭痛とともに疲労を感じている人も多いと言いますが、働き過ぎなどの思い当たる理由もないのに、疲労を感じるという場合には、こういった他の身体的なストレスが原因かも知れませんから、生活環境を見直してみることが必要です。

また緊張型頭痛は肩や首のこりが伴うことがあります。この場合には肩や首がストレスを受け続けたことで疲労し、筋肉や神経が凝り固まってしまうことが原因で起こっていると考えられます。肩や首がストレスを受ける原因となるものには、姿勢の悪さによる体の歪みなどがあり、最近ではパソコンなどで長時間、前屈みの姿勢を続けている人が増えているため、頸肩腕症候群という症状が急増しているそうです。頸肩腕症候群というのは、上半身を動かさずに単純作業を繰り返すことで、首や肩のこり、眼精疲労、頭痛や不眠などの体の不調が起こる症状で、体全身に疲労感が伴うことが多いようです。この頸肩腕症候群は重症になると症状が長引くそうなので、思い当たる場合には早めに医師に相談した方が良いでしょう。

また、はっきりとした原因もないのに疲労と頭痛を訴える患者さんの4人に1人は、うつの症状があると診断されるようです。特にどこが悪いということもなく継続的に疲労と頭痛がある人は、うつ状態であることも考えられます。体と心は相互的に影響し合っているため、精神的な悩みが体の不調を起こしたり、体の不調が精神的なストレスになったりします。体に疲労を感じている時には、心も疲労を感じているということです。うつは心の疲労であるとも言えますから、まずは身体的なストレスを軽減する生活を心がけて、疲労を感じたら無理をせず体を休める習慣をつけることが大切です。

熱による頭痛と熱のない頭痛の原因と対処法

頭痛は様々な原因で日常的に起こる症状で、中でも1番多いのは発熱による頭痛です。熱が出ると必ずといっていいほど頭痛がするものですが、発熱の原因は細菌やウイルスなど病原体の感染によるものが多く、安易に薬などで熱を下げてしまうと症状が長引くことがあるので注意が必要です。発熱は、細菌やウイルスなどに対する体の防御反応のひとつで、体内に侵入した病原体を血液中の白血球が捕えると、発熱物質が放出され、脳の体温調節中枢に運ばれます。そして体温を上げて、免疫力を高め病原体と戦います。ですから無理に熱を下げてしまうと免疫力が下がってしまうだけでなく、ウイルスが活性化して、肝臓や脳などで増殖するそうです。

市販の頭痛薬には解熱効果があるものも多いので、発熱による頭痛には薬は飲まない方が懸命だと言えます。熱が出始めたら体を温めて安静にし、汗をかいたら、こまめに着替えをして、水分補給をすることが大切です。また免疫細胞が活発になると大量にビタミンCが失われるそうですから、ホットレモンなどの暖かい飲み物で、ビタミンCを補給すると良いでしょう。ビタミンCは頭痛の痛みを抑える効果もあるので、熱による頭痛があるときには積極的に摂るようにしたいものです。

熱と頭痛がある場合には、ほとんどが風邪によるものですが、インフルエンザや肺炎、腎炎などが原因のこともあり、また発熱と共に激しい頭痛がするときは腸チフスや食中毒、そして日本脳炎や髄膜炎などの脳の病気が発症している可能性もあります。そういった場合には、それぞれの病気の特徴である、せき、たん、腹痛、むくみなどの症状が伴いますが、風邪の症状と似ていても、39度以上の高い熱が出たり、我慢できないほどの頭痛があったり、微熱と頭痛が何日も続いたりする場合には、すぐに病院で診察を受けて下さい。

発熱による頭痛は熱が下がると治る一時的なものですが、熱も出ていないのに何度も繰り返して起こる頭痛もあります。中には脳やその他の疾患が原因で起こるものもありますが、ほとんどが頭痛そのものが病気とされる慢性頭痛です。この慢性頭痛で多いのは緊張型頭痛と偏頭痛で、緊張型頭痛は筋肉や神経の緊張、偏頭痛は血管の拡張により痛みが発生するとされていますが、どちらの原因にも心身のストレスが大きく関係していると言われています。

心身のストレスは自律神経のバランスを乱し、血管の収縮や拡張の作用にも影響するため、血行不良が起こり頭痛が起きやすくなります。緊張型頭痛では血行を良くすることで痛みが緩和するのに対し、緊張型頭痛では逆に発作がひどくなってしまいますから、その対処方法には気を付けなければなりません。ですから、まず自分が緊張型頭痛か偏頭痛かを知っておくことが大事です。中には緊張型頭痛と偏頭痛の混合型もありますから、自己判断で対処する前に頭痛外来など専門の病院で診断してもらいましょう。

ズキズキと痛む頭痛は何故起こるのか

頭痛でズキズキとした痛みがあるのは血管性頭痛と呼ばれる頭痛です。血管性頭痛は、頭の動脈の拡張が原因で起こるとされる頭痛で、代表的なものは慢性頭痛のひとつである偏頭痛ですが、お酒の飲み過ぎや激しい運動をした後にもなることがあります。この血管性頭痛は心臓が脈を打つのに合わせてズキズキと痛み、ひどい時には、吐き気や嘔吐などの症状が伴うこともある辛い頭痛です。

では何故、血管性頭痛の原因となる動脈の拡張が起こるのでしょうか。その要因にはストレスによるものが大きいと言われています。血管の収縮や拡張には自律神経が関わっていますが、ストレスや緊張があると自律神経のひとつである交感神経が活発になり、血管を収縮させる作用が働き、ストレスから解放されることで、副交感神経が優位になるので、血管が拡張されます。そのときに、血管がもとに戻ろうとして大きく拡張されるため、これが血管の周りの神経に影響を与え頭痛が起こるのです。慢性的に偏頭痛を抱える人に、緊張から解放される週末に発作が多いのは、このためです。また、お酒の飲み過ぎや運動時には、血行が良くなることで血管が拡張されて起こるとされています。

偏頭痛には女性が多いのですが、これは女性ホルモンの分泌の変化が血管の収縮や拡張に影響を与えていることが関係しているようです。女性ホルモンの一つであるエストロゲンの分泌が減少すると、イライラや倦怠感などを感じると言われ、更年期障害の原因と考えられてます。このエストロゲンは男性の体内にも存在するホルモンで血管拡張作用があるとされていて、女性の場合には月経の周期でエストロゲンの分泌量が増えたり減ったりするため、月経前後に偏頭痛の発作が起こることが多いのです。また血管性頭痛はマグネシウム不足が原因とも言われています。

マグネシウムは疲労回復を助けたり、筋肉の働きを調整したり、ストレスを解消したりするなどの他にも様々な働きがありますが、血管を拡張する作用もあり、血管を収縮させるカルシウムの調整もしています。ですからマグネシウムが不足すると血管の収縮や拡張が正常に行われなくなり、血管性頭痛が起こるのです。マグネシウムはストレスや睡眠不足で減少し、また汗や尿からも体外に排出されてしまいます。偏頭痛の発作の誘因にはストレスや睡眠不足があげられていますし、激しい運動をすると大量の汗をかき、お酒の飲み過ぎると尿中のマグネシウム量が増えるそうですから、ズキズキと痛む血管性の頭痛予防には、日頃からマグネシウム不足にならないような生活を心がけることが大切なようです。

手のしびれと頭痛の関連性と原因

手のしびれが伴う頭痛がある場合には、誰もが脳の疾患を疑い、不安になることでしょう。頭痛の症状がある脳の疾患の主なものには、脳出血、くも膜下出血、脳腫瘍などがあり、出血や腫瘍で影響を受けた箇所によって、麻痺やしびれ、舌がもつれる、意識障害、また視野が狭くなるなど様々な身体の機能障害が現れます。

脳の疾患による突然の激しい痛みは脳内で出血をしたときに起こることが多いそうですが、数ヶ月に渡って徐々に痛みが強くなることも脳疾患の頭痛の特徴です。脳の疾患の場合には、手のしびれ以外の症状も伴うことが多く、症状が頭痛と手のしびれだけというのは、極めて少ないと言われているそうです。しかし初期の段階では自覚症状も少ないようですから、手のしびれなどの症状があるときには、まず専門医で検査を受けて下さい。

脳に異常がない場合、手のしびれと頭痛が起こる原因となるものには血行不良が考えられます。頭痛の多くは血行不良で起こるとされていて、特に筋肉や神経の緊張が原因とされる緊張型頭痛では、首や肩がこることで脳への血液の流れが悪くなり、頭痛が起こると言われています。頭痛がするほどであるならば、体全体の血流が悪くなっていても不思議ではありませんから、当然、手のしびれも起こってきます。また神経が圧迫されることでも手のしびれを感じることがあります。首には7個の頚椎があり、その頚椎の間から腕や手先に向かって神経が出ているのですが、この頚椎が変形し圧迫されることにより、頭痛や手のしびれの症状が現れてくるそうです。

頚椎が変形する原因には加齢によるものもありますが、一番の原因には前屈みの姿勢が挙げられています。前屈みになることで、頭を支える力が首に集中し、頚椎が負担を強いられることになります。それが長期間続くことで、徐々に頚椎が変形していくそうで、パソコンやテレビゲームを長時間する人が増えた現代では、多くの人に見られる症状だと言われています。ですが頚椎の変形というのは、外見からは判断できず、また首や肩こり、めまい、耳鳴り、不眠症など他の病気の症状と重なることも多いため、自律神経失調症や耳や目の疾患、またはうつ病などと間違えられてしまうことも、よくあるようです。もしも他の病気と診断されて、治療をしているのにも関わらず、頭痛や手のしびれが、なかなか改善がされないようなら、頚椎の検査も必要かも知れません。

何日も続く軽い頭痛には危険な疾患の症状の可能性がある

頭痛というのは心身ともに辛い症状ですが、日常的に起こる身近な症状であるため、病院で治療する人は少なく、薬を飲んだり我慢をしたりして過ごすことが多いようです。しかし頭痛の中には危険なものもあるので、たとえ軽い頭痛であっても何日も続くようであれば、念のためにMRIやCTの検査を受けておく必要があります。頭痛は大きく分けて原因になる疾患がなく起こる機能性頭痛と、何らかの病気の症状として現れる症候性頭痛があり、ほとんどの場合には機能性頭痛で生命にかかわるようなことはないのですが、症候性頭痛には深刻な疾患が原因となっていることがあるので気を付けなければいけません。

症候性頭痛の中で特に危険なのは、脳の疾患によるものです。脳の疾患でおこる頭痛では、突然の激しい痛みを感じるものが多いとされていますが、脳出血や脳梗塞の症状では頭が重く、頭の奥が痺れたように感じるなどの比較的軽い頭痛が起こることもあります。脳腫瘍でも初期の症状は軽い頭痛が続き、進行するにつれて痛みが激しくなってくるのが特徴とされています。脳の疾患による頭痛には吐き気や嘔吐、手足の麻痺、言語障害、また意識障害などが伴うので、もしも、こういった症状がある場合には、頭痛が軽いからといっても油断をせず、早急に脳外科などの専門医で検査を受けることが大切です。

病院での検査で脳やその他の疾患がないのにも関わらず頭痛が続く場合には、機能性頭痛と呼ばれる慢性的な頭痛が考えられます。機能性頭痛の主なものには緊張型頭痛、偏頭痛、群発頭痛があり、最も患者数が多いのが緊張型頭痛ですが、病院で治療を受ける人の割合は他の頭痛よりも少ないようです。この理由としては、激しい頭痛の症状がある偏頭痛や群発頭痛とは異なり、緊張型頭痛は軽い頭痛が続くこと、また、ほとんどが肩や首のこり、眼精疲労などを伴うので、頭痛よりもまず、これらの症状を改善しようとする人が多くいることも関係しているのではないでしょうか。

緊張型頭痛は筋肉や神経の緊張が原因で起こる血行不良により、頭痛が起こるとされているのですが、その根本的な原因には心身のストレスが大きく関係していると言われています。肩や首のこり、眼精疲労などは身体にかかったストレスの結果ですから、マッサージやツボ療法などで改善をすることは大切です。しかし、こういった症状には、姿勢の悪さや運動不足、身体の歪み、または内臓疾患などが関係していることもありますから、対処療法ではなく根本的な改善をしていくことが大事です。他に辛い症状がなくても、軽い頭痛が長く続くことで精神的なストレスになり、うつ病を引き起こしてしまうこともありますから、たかが頭痛と思わずに専門の病院で診察を受けることをお勧めします。

現代人に多い疲れ目の原因と頭痛

テレビ、パソコン、ゲームなど目を酷使することの多い現代では、疲れ目からくる頭痛を訴える人が多くいます。疲れ目は通常、睡眠をとることにより回復しますが、体の他の部分と同様に過労状態になってしまうと疲れがとれず、目がかすんだり、しょぼしょぼしたりして、目が見えにくい状態になります。そのため、よく見ようとして眼の周りの筋肉が緊張した状態が続き、それが頭痛となって現れます。

疲れ目による頭痛になりやすいのは近視、乱視の人で、中でも左右の視力差が大きい人は、視力の矯正が難しいこともあり、目が疲れたり肩や首がこったりしやすくなるそうです。また疲れ目はドライアイであることも関係しているようです。ドライアイは涙や涙の油の分泌量が少なくなってしまい、目が乾いてしまう症状で、原因としてはテレビやパソコンなどの画面を長時間凝視することや、コンタクトレンズによるものが大きいようですが、他にもアイメイクが原因となることも多いようです。

涙の油分は、マイボーム腺という上下のまぶたの縁にある部分から分泌されていますが、これがアイメイクにより塞がれてしまうこともあるそうで、ドライアイの予防には、まばたきの回数を増やしたり、コンタクトレンズの使用を避けたりすることも大切ですが、アイメイクの仕方にも気をつけた方が良さそうです。頭痛が伴うほどの疲れ目になってしまうのは、こういった原因によって脳がストレスを感じているためだとも考えられます。目から入る情報は脳が全て処理しているので、目を酷使すれば当然、脳も酷使されることになりますから、目を使う作業をするときには、適度に休憩を取り、目を閉じてリラックスし、目と共に脳も休ませることが大切です。

疲れ目からくる頭痛には、目の病気が原因になっていることもあります。視神経の病気である緑内障の症状には頭痛があり、特に急性の場合には激しい頭痛があるようです。緑内障は慢性化すると視力を失う可能性がある病気ですから、頭痛とともに目の痛みや疲れ目が続いたり、視力が低下したりする場合には、眼科で診察してもらいましょう。

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